車輪付き杖型ガイドナビ
Wheeled Guide Navi Cane for Visually Impaired
いつでも思い立ったときに、一人で気楽に外出できる未来を

開発中
目が見えない見えにくい方が、いつでも思い立ったときに、気楽に一人で外出できることを目指した支援装置を開発しています。まだ実現には課題も多くありますが、一つ一つクリアしていきたいと考えています。
特徴
杖の先に車輪が2つ付いた構造をしています。利用者が押していくと、自動で環境を認識し車輪のステアリングとブレーキを行います。
- 利用者自身が押して主体的に進みます。車輪は空転するだけで装置自体には進む力はありません。
- 装置が前にあるので、装置が通ったところには障害物が無い安心感があります。
- 装置が曲がろうとしている方向を、杖を介してハンドルのように伝えます。装置がどのくらい曲がろうとしているか直感的に常時知ることができます。


技術
- 移動ロボットや車の自動運転の技術が活用されています。
- 一度通って設定した経路を、再度なぞるように案内します。
- iPhoneのVoiceOverを用いて、経路の選択や装置への命令が可能です。
体験者の声
これまで体験してくださった方からいただいた声を紹介します
丸谷様
(ケアステーションロコ)
まだまだ、開発段階だけど可能性は無限大だと思います‼ 以前、大阪市立大学の今津さんの車輪付き杖のモニター実験に参加した時に思った率直な感想です。改善する所や未熟な性能などは、多々ありますが確実に良い物になってきています。 私の両親は全盲です、事業所の利用者さんも視覚障がい者の方しかいませんが、視覚障がい者がちょっとした一人歩きから遠くの一人歩きまでを将来叶えてくれる杖になって、自分の両親や利用者さんに自信を持って勧められるようになるための、第一歩だと思って応援しています。
ミルクフ様
(ミルクフ、視覚障害者の見る工夫を集めたwebメディア)
視覚障害者に、自由な一人歩きの期待を抱かせてくれるロボットが、実用化に向けて動き出しました。その名も「Guide Cane(ガイドケーン)」、車輪付き杖型ナビです。大阪市立大学の機械力学研究室で講師をされている今津篤志先生によるもので、これを使えば将来ほんとうに好きなときに好きな場所へ行けるかもしれないのです。
土谷様
(土屋鍼灸院)
私は、視覚障害者当事者として、この実証実験に二度参加させて頂きました。 障害者差別解消法など、数々の法律が整えられ障害者が実際に社会参加したり外出する機会が増えつつあります。しかしながら、視覚障害者は「情報障害者」とも言われ、視覚的に示される様々な情報へのアクセスに困難を抱えています。 中でも、外出(歩行)が最大の難関なのです。まだまだ視覚障害者が自由に外出出来るとは言えないのが現実です。もし、この杖型誘導ロボットが実用化されるならばどれほど私たち視覚障害者の外出が助けられることでしょう。技術の向上や活用範囲の拡大の検証を行い、社会実装を目指しているとのことですから、何か期待感が湧いて嬉しくてワクワクします。
なみへいまる様
(全盲女子のポケット)
先日、大阪市立大学ですてきなものに出会ってきました。 それは、「GuideCane(ガイドケーン)」というもの。 視覚障害者の単独歩行をサポートしてくれる、車輪付きの杖型ナビです。 わかりやすくいうと、周囲の環境を確認しながら道案内してくれる白杖。 こういうの、あったらいいなあと思っていたんですよね!
体験してくださった方
まっくらな世界で
これを押して歩いて行ったら
壁を伝い歩きしなくても
ショッピングモールの端から端まで歩けたんです
これってすごいことなんです
体験してくださった方
あればよかったっていう夢が叶いました
歩く希望が湧いてくるロボットです
多くの人が期待していると思います
2020年実施のクラウドファンディングに支援下さった方々
- 夢見る株式会社 ロボ団事業 様
- 山口伸之 様
- 他、計42名の方にご支援いただきました。 ありがとうございました。 支援いただいた寄附は2021年6月実施予定の体験会に使用させていただきました。